カテゴリー「演劇」の352件の投稿

2018年12月 6日 (木)

サウジアラビアはダンマームに滞在中

『マハーバーラタ』公演のため先月中旬にはパリに、ラ・ヴィレットという元食肉工場だった広い空間に.客席をぐるっと囲む円形舞台を組んで上演をし、現在はサウジアラビアはダーランに移動して、今度はお能のような舞台美術で劇場で公演している最中でございます。

ダーラン、首都・リヤドから東に位置する場所ですが、現地の関係者の皆様の人柄が暖かくて笑顔が素敵で、居心地の良さを感じております、ありがたい。

今回上演している劇場がある建物゛アブドゥル・アジーズ王世界文化センター〝は、TIME誌で「2018年世界で最も素晴らしい場所」に選ばれたところだそうな。
ところが、オープンしてからは運営している石油会社の関係者しか使用できなかったみたいで、一般の方も施設を利用できるようになったのは半年前からとのこと。
上演する劇場も、本格的な公演が行われるのは実質今回が初めてらしい。
そしてこれまでの国の情勢などからなのか、どうやら国民の皆様にはあまり゛観劇〝という概念というか行為がないらしくて、観劇人数も未知数なんだとか。
ただ、サウジアラビアはSNS使用率が世界NO.1とのことで、口コミは広がりやすいことを考えると…、結論、やるしかない!という気合いの元頑張っております。笑

でも、僕たちの公演を観て舞台の面白さを知り、観劇人口が増えるのならばこれほど嬉しいことはないわけで、そしてある意味責任重大なのかもしれません。

が、なにがともあれいつも通りやるのみ!
怪我なくやりとげたいと思います。
サウジアラビアでも、「あまねく平和の訪れに心に悦びあらしめよ!」


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2018年11月 9日 (金)

Revelation(顕れ)からマハーバーラタへ

SPAC『Revelation(顕れ)』@パリ・コリーヌ国立劇場は無事に終わり、現在は静岡におります。

一ヶ月ちょい過ごしたパリ生活はなんだか名残惜しいものがあって、長かったのか短かったのかよくわからなかったけど毎日がんばったなと。
劇場スタッフの皆様が暖かくてそれが本当に幸せなことで、恵まれた環境で舞台に立てることに心から感謝でした。

今回の公演は、週1休みの計27公演でした。
フランスの国立劇場で日本のカンパニーが黒人の奴隷貿易を扱った作品を上演する、こう改めて文字に起こしてみるとなかなか凄いことをやったなと思ってます。
観客の反応はというと、これが実に真面目に観てくださり、内容かムーブメントか音か音楽か様々な楽しみ方があったと思うのだけど、終演しての拍手やブラボーの声、また暖かな眼差しに感動しそして感謝しかなかったです。
作者のミアノさんが、演出候補で宮城さんの名を挙げたことをきっかけに始まったプロジェクト、SPACの俳優・スタッフと現地スタッフの素晴らしい共同作業で、チームワークを遺憾無く発揮した舞台ができたと実感しております。

凱旋公演は来年1月~2月に静岡芸術劇場、それまでは一旦お休み。
そうそう、パリでの日常生活は比較的馴染むことができて特にこれといって苦労したことはなく、そしてもうパリに行っても迷うことはないですね。笑
しかし問題になったのは、時差ボケなのか帰国後は夜通し布団の中にいても目が冴えて眠れない日があって、時差って恐ろしいなって今頃認識しました。笑


さて現在は、ジャポニスム2018の企画の一つとして上演する『マハーバーラタ』の再演に向けて稽古をしております。
公演場所は“ラ・ヴィレット”、そう、パリです!笑
現状の円形舞台でのフランスでの上演は、2014年のアヴィニョン演劇祭以来!(お能のような四角い舞台美術でのマハーバーラタは、2013年にパリ・ルヴァロア・ルアーブル・カーンで上演しました。)
今回も皆様に祝祭をお届けしますよ!
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

http://spac.or.jp/mahabharata_japonismes2018.html

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2018年10月16日 (火)

Revelationもラストスパート

SPAC『Revelation』@パリ・コリーヌ国立劇場、公演も残すところ5公演となりました。
パリ滞在も1ヶ月を過ぎ生活はだいぶ慣れてきたところなのだけど、今週末に帰国のフライト。
英語の会話も下手なりに臆することがなくなってきたり、フランス語もなんとなく耳が慣れてきたところなのになんだか勿体ない気も。

公演は後半戦に入ってからは日に日にお客様が増えて、毎日のように暖かい拍手とブラボーの声。
スタンディングオベーションからトリプルコール、更にはクワトロコールの日もあり、異国の地でお客様と繋がったこの瞬間に感動を覚えます。
しかし感動しているだけに非ず、異国の地で1ヶ月も公演しているのでそこはやはり勝負でもあり、ここにきてなんとか勝利が見えてきたかなという具合。
少なくとも、過去2回のアヴィニョン公演の効果は出てるかなと。
これでまた来月はマハーバーラタでパリに戻ってきますから、なんとなくそこにも繋がればいいなと思っております。

演劇は、台本に書かれた言葉を発することから物語が生まれます。
音楽は、楽器という媒体を通して音に変換され物語が生まれます。
いずれも、人間が発するストレートな表現ではなく゛借り物〝であること。
借り物である以上自分の中で意識は主観と客観が存在していて、そのバランスを演技では常に求められるのだけど、僕は今回かなり客観的に作品を見ています。
語りが多い今回の作品、説教臭くなったらおしまいで、如何にお客様に神話と実話の良い具合で受け取ってもらえるかが重要だと思っているのですが、お客様が見終わった後に酒を飲みながらあーでもないこーでもないと意見を交わし、しかしこれという答えはなく悶々とする、というのが僕の中での理想です。笑

借り物で常に表現してきた自分は、実生活では他人といるとどこかで素直にいることに怯えていて、だからこそ表現ということで自分を解放できていたのだけど、ボチボチそこから脱却を図らないといけないなと感じている今日この頃。
偽りなき自分を偽りなくあるために、さてそのためにとにかくやってみるしかなく。

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2018年10月 1日 (月)

『顕れ』@コリーヌ国立劇場、公演の1/3が終了。

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10月になりました。
本日は休演日で、公演は1/3が終了。
毎日トリプルコールと温かい拍手、昨日はブラボーの声も頂き嬉しい限りです。

舞台は、どれだけ稽古しても本番でうまくいかないことがあったりして、これは何度舞台に立つ経験をしてもその都度難しさを実感するのだけども、それでも大きく崩れることはなく皆各々対処していて、こういう時チームの力を感じて感動したりもする。
もちろんミスなくできるのがベストなんだろうけども、日々作品が深まっているのも感じられて、これまではどちらかというと正確さを求めてやってきたところがあったのだけれども、ここからはもっと素直に舞台を楽しもうと思います。

オフはオフで、気分転換をしてます。
一週間の疲れを癒す時間なので観光気分にはなれないのだけど、ホテルのあるバスティーユは住み心地がよく、木曜・日曜には向かいの通りでマルシェが出て歩いているだけで楽しいです。
モンマルトルの地へ初めて行ったのだけど、とても居心地がよかったなぁ。
サクレクール寺院は観光地なので人が多いのだけど、通りを一本外して歩くと昔ながらの街並みがあって、そこはアーティストの住む地だけあって多くの絵画が売られていたり絵を描いている人もちらほら。
パリで好きな場所になりました。

そんな感じで、観光というか、ゆっくり時間をかけてパリを感じる散歩をしています。
パリ、素敵な街。

日本の皆さん、台風は大丈夫でしたか?
ニュース見てかなり心配です。
停電が続いてるところも多いみたいで、一日でも早く日常生活に戻れることを願っております。
僕はパリで、引き続きがんばります!

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2018年9月21日 (金)

『顕れ』、初日が明けました!

SPAC『顕れ』@パリ・コリーヌ国立劇場、初日が無事に明けました!
暖かい拍手、ブラボーも頂き感謝。

共演者に感謝も去ることなから、やはりスタッフの皆様に多大な感謝ですね。
これから一ヶ月間公演が続きます、怪我なく病気せずがんばりたいと思います!

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2018年9月17日 (月)

パリに公演で来てます。

おはようございます。
こちらパリ、9/17(月)AM10:30。
現在、SPAC『顕れ』@パリ・コリーヌ国立劇場のため、パリにいるのです。
月曜がOFF日で、今は部屋で一息ついております。

連日劇場で場当たりを行っておりだんだんと『顕れ』の全貌が見えてきていて、僕自身も日々発見を繰り返してはそこから広げられる可能性を模索しております。

コリーヌ国立劇場は、現代演劇を専用に上演する劇場で、来年は30周年を迎えるんだとか。
大・小の劇場があり地下には稽古場も備えていて多くの人の出入りがあり、また劇場スタッフの皆様は気さくな方ばかりで、そして身長高くてがたいがよくて(笑)。
通訳の日本人の方が2名、フランスでフリーで照明をやっている日本人の方もいたりして、思いの外アウェー感なくいられていることに感謝。
20日初日で、一ヶ月間公演です!

また、パリでは今、ジャポニスム2018が行われていて、至る所で日本の文化が紹介されています。
野田MAPなど有名演劇人・劇団も多数来日!
パリにいてもアウェー感があまりないのが助かってるかな。
仕事なのではっちゃけることはできませんが(笑)、体調管理に努め、楽しく過ごしたいと思います。

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2018年5月10日 (木)

ふじのくに⇄せかい演劇祭、終了!

GWは毎年、SPAC主催の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」が開催され、自分も何かと関わっておりますが、今回出演しました『マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜』、無事終えました!
そして同時に、ふじのくに⇔せかい演劇祭、ストレンジシードも無事に終了!
お越しくださった皆様、関係者の皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。

マハーバーラタ、ゲネプロは大雨だったけど、本番期間中は見事に晴天に恵まれて、やはりこの作品は神がかってるなぁと思うのでした。
綿毛が舞ったり風がやんだり吹いたり、自然の天然の演出も合間って、毎回、この回しかできない公演だったなと。

野外は正直大変です。
体力消耗激しいし天候に左右されるし。
でも、その分劇場にはない開放感があり観客との一体感があり、この場にいる全員で作品を作り上げているというのを感じられます。
元を辿れば演劇はこの野外が本来の姿で、やはり祭りの要素があるんですね。
箱ものにしたことにより"みせる"比重が高くなってしまったわけですが、共に躍動することが、演劇の持つエネルギーだと思うのです。

年々演劇祭へ足を運んでくださる人数が増えてる様に思います。
"祭"への参加者が増えるのは本当に嬉しく、今後もさらに盛り上げていきたいと思ってます。
そのためには皆様のお力が必要、これを機会に静岡にいつでもお越しくださいね。

最後に、スタッフの皆様はまだまだ作業がありますが、ありがとうございます。
体調にだけはお気をつけて、引き続きよろしくお願い致します。

マハーバーラタ、次は11月にフランス!
勢いそのままにフランスでも暴れてきます!
そしてSPACは、この一年もガンガン公演打ちますので、皆様、いつでも静岡においでやす!
お待ちしてまーす!

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2018年1月29日 (月)

中学校での講演会

ありがたいことに、たまに学校にお呼ばれし講演会を行ったりしています。
主な内容としては、SPACが中高生鑑賞事業で行っている公演の為に、こどもたちの鑑賞の前に事前に学校に訪問して更に作品の内容を深める、というものです。

大方観劇は初めてというこどもたちなので、こうやって事前に作品を解説することによってとっかかりを作ってあげていざ鑑賞してみると、こう身構えてしまうある種の壁は取り払われ素直に作品に入っていけるという効果があり、それなりの効果があるかなと実感しております。

もちろん、作品の解説だけでなく、俳優の仕事や、やっているトレーニング、戯曲を声に出して読んでみるといった演劇体験なんかもちょっとやってもらうのですが、これがまた盛り上がるのです!
中学校では演劇部があるところのほうが稀なので、おそらく演劇に直接触れることは人生初めてになるのではないかというこどもたち、俳優という職業も夢であげるこどもたちが多い中、ではどうやったら俳優になれるのかということが不透明なところがあるのが事実で、それは学校の先生でも進路指導するのに限界があります。
そういったフォローも、俳優である私自身が、少しは目安なり指針になれたらいいなと、そんなことも思いつつ、機会があれば学校訪問をさせていただいているのであります。

しかし、こどもたちは本当に面白い。
こどもたちがもっと夢が持てる様な環境を少しでも作ってあげたいなと思うのです。

講演会の様子↓
https://www.city.kikugawa.shizuoka.jp/kikuhigashi/news.html

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2018年1月16日 (火)

ふじのくに⇄せかい演劇祭2018、速報!

今年の演劇祭、ラインナップ第一弾が発表されました!

『マハーバーラタ』が帰ってきますよ!
昨年の歌舞伎『マハーバーラタ戦記』、尾上菊之助さんがこのマハーバーラタを見たのをきっかけにできたわけですが、静岡では三年ぶりの上演!お見逃しなく!

他の作品もどれも見応えあり!
さぁ、今年のゴールデンウィークも、静岡に集合だ!!

http://spac.or.jp/news/?p=13869

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2017年10月29日 (日)

マハーバーラタ戦記、終了。

終わって4日経ちましたが、『マハーバーラタ戦記』@歌舞伎座、無事に全公演を終えました。
お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
9月頭に東京に向かう時はまだ半袖の夏服だったのに、帰ってきた10月末は秋を通り越してすっかり冬の天気に、雨も続きますね。
帰ってきて洗濯して掃除して荷物を片付けやら整理し終わって、でも服の衣替えがまだだったり扇風機片付けてなかったり、まだまだ部屋は夏が残ってます。

文字通りの貴重な体験でした。
舞台俳優やってて、歌舞伎の人間ではないのに歌舞伎座の舞台に立って、いや、もう俳優でやり残したことはない、正直そんな気持ちです。
今でも夢だったのではないか、尾上菊之助丈は幻想だったのではないかとふと思ってしまったりするのですが、昨日ラジオから阿龍樹雷(アルジュラ)演じた尾上松也さんの声が聞こえてきて次の舞台の宣伝してて、そこでマハーバーラタ戦記は完全に終わったんだなと認識しました。

10/1から始まっての25日間休演日なし、且つ毎日午前11時から休憩入れて5時間の公演、これはもちろん初めての経験で、演奏とはいえ身体もなにかとガタがきてケアは欠かせなかったのだけど、どちらかというと精神的疲労がすごくて、というのも日々微妙に芝居は変化し、それに伴って音楽も微妙に変化させる訳で、常にそこには緊張の糸が張っていて、それはまさに勝負であるわけで、一幕が終わる度に「ふーっ」っと深く息を吐き出してました。いやー、緊張した。

でも楽しかったな、毎日人間国宝・尾上菊五郎さんに音楽を添えてる、歌舞伎の作品に音楽を添えてるって不思議な気分でした。笑
最初は、黒御簾や三味線・義太夫さんと僕たちの音楽が共存できるのだろうかと思っていたのだけど、思いのほか悪くなくて、結果的にも好評だったので、棚川さん音楽は歌舞伎の世界でもいけることがわかりました!素晴らしい!!

尾上菊之助丈は本当に素敵な方でした。
その気配りが半端無くて、今回の企画のリーダーとして全ての現場に顔出しているのはもちろん、父の菊五郎丈含め大ベテランから若手俳優まで常に気にかけ、且つスタッフにも気を配る、更には新参者の僕たちに声かけてくださって、その視野の広さ、対応には感動の一言に尽きます。
それだけ新作歌舞伎の意気込みを感じ、同時に生み出す苦労を垣間み、また“音羽屋”という僕には理解することが不可能な“伝統”という重みを担っている、雲の上の人だなと。
でも実は気さくな方で、またやりましょうって言ってくれて、ちょっと泣きそうになりましたね。

俳優さんとはなかなか話す機会がなかったのだけど(片岡亀蔵さんは幕間でよく話しかけてくれた、神!笑)、スタッフさんとは話す機会があって、素敵な方ばかりでこちらも感動。
実は今回参加にあたり、スタッフの方が僕たちに歌舞伎での、歌舞伎座での仕来りやら情報を色々教えてくださってフォローしてくださって、もうスタッフさんいなかったらもっと恥をかいていたことは間違いないです。スタッフさんに感謝。
超一流の現場には超一流ありです、まぁ、それはSPACも負けませんけどね!笑
また再演できること願って。
マハーバーラタ戦記、ありがとうございました。

静岡に戻ってきて色々作業がたまってるので(関係者の皆様、ご迷惑をおかけしております)、また静岡でしっかり働きます。
全てに、多謝。

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