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2016年2月11日 (木)

黒蜥蜴、終了!

SPAC『黒蜥蜴』、全25ステージを駆け抜けました。
ありがたいことに口コミが広まり後半戦は動員が伸びまして、また初めて劇場に足を運んでくださった方も多く、もう感謝感謝です。
個人的には15年ぶりくらいの再会になる友人が来てくれたり、高校や大学時代にお世話になった先生が来てくれたりと、懐かしい顔に感動しました。

『黒蜥蜴』という作品はかなりエンターテイメント性の高い作品だということを感じましたが、それも三島由紀夫の言葉をどう扱うかによって左右されれ、またこの「三島由紀夫の言葉」が厄介でそう簡単に扱えるものではないということ。
昨年メーテルリンクの『盲点たち』をやり終わってから痛感したのは、自分から発する言葉には強度が無い、ということで、どうすれば強度ある言葉を発することができるかということが専らの課題なのですが、この作品を通して少しヒントを得ることができ、これはベテランの皆様のおかげで、実に感謝。

30代になってそれまで見えてなかった新しい側面が内にも外にも見える様になり、益々演劇が楽しくなってたり。
奥深し、演劇。

集客に関して。
静岡でやっていると9割は一般の方なので、魅力が無ければ、面白くなければ集客に繋がらないという実に結果が如実に出るもので、そういった意味では今回は大成功だったと思うわけです。
東京で芝居やってると、観劇に来る3〜4割は演劇人やその手の関係者で、特に役者の場合はその舞台に出演している知り合いの俳優に終演後挨拶して、次は私の出演する舞台を見に来てね、とノルマないし集客に繋なげる営業を兼ねているわけで、まぁ東京で活動する以上はそれくらいの気合いは必要なのですが、そう考えるとクオリティに関係なく客観的な視点はおざなりになりやすく、また極端なことを言えば3〜4割の集客は見込めるというわけです。
それに対して、純粋に舞台観劇でお越しになるお客様は絶対的に客観的な視点なので、つまらなければ9割が7割6割となる。
1割の演劇人は変わらないので、そうなった場合は・・・!?

静岡ないし地方で劇場やホールを運営している方たちは皆同じ気持ちでしょう。
人々が集まる場所は、結局はその場に住む人たちが作るものなんだと思うわけで、あくまで劇場やホールは、演じられる舞台や演奏される音楽はその空間を提供しているということに尽きるのだと思います。
だからこそ様々な可能性も秘めているわけで、アンチ東京一極集中な自分としては(笑)、演劇を通して“人間が育つ”場所を、僕はこれからも提供できる人間でありたいと思うのでした。

さて、次回はGWに公演するSPAC新作『イナバとナバホの白兎』です。
駿府城公園内に特設舞台を組んで、5/2(月)〜5(木・祝)の期間で公演します。
6月にはフランス・パリにあるケ・ブランリー美術館内、クロードレヴィ=ストロース劇場でも上演!
また、4/29(金・祝)〜5/8(日)は毎年恒例の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」が開催されます!
静岡に世界で今話題のカンパニーが集結します。
関連イベントも多数あり!盛り上がっていきましょう!!


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