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2015年11月

2015年11月30日 (月)

感覚ってやつは。

『黒蜥蜴』の稽古、最近は劇中曲の作曲・演奏稽古が主なんだけど、棚川さんが描き出すメロディーが美しい。
周りの音を聞いて創りあげていくのだけど、楽器選びから音・リズム・スピードなど、選択されたものが1つに合わさって曲を紡ぎだす。
そもそも作品が美しいし、なんだか神秘的で妖艶な世界観になりつつある。

やっぱり楽器演奏って楽しいんだな。
芝居とはまた違う身体感覚なんだけど、でも共通する部分は多々あって。
台本って楽譜だったりもするんだよね。

桐朋時代の授業で、自分自身を見つめて一人芝居を作る「自画像」っていうのがあったのだけど、そこで僕は将来演劇の道か音楽の道かで迷った経緯を作品にしたことがあって、でも結局演劇をやっていても音楽要素も十分必要なんだなと後でわかったことなんだけど、なんだかそんなことを思い出したり。

桐朋学園芸術短大創立50周年記念公演で『ミュージカル 若草物語』(といっても、オルコットの原作を基に福田善之さんが作ったオリジナル作品)が、現在調布のせんがわ劇場で上演されてる(本日30日まで)のだけど、自分の卒業公演でこの作品を俳優座劇場でやって、この時の役・ブルック先生と、また在学中にやった『ブンナよ、木からおりてこい』の百舌役が、実は自分の中では1、2番に良かった様な気がしていて、それを超えられてないんじゃないかって未だに思ってる。
あの時は10代の最後、20代の始まりで毎日演劇の勉強漬けでとにかく我武者羅だったし、きっと純粋に演技に、舞台に立ってた気がするんだよね。

短大卒業から10年経って、まず今も演劇を続けられてることに感謝してるのだけど、状況の変化も色々あったけど、同時に雑念も増えたなって。
大人になったんだよって言われればそれはそれなんだけど、満足してないよね。
確かに、30歳になって舞台に立って、以前には無かった新しい感覚が生まれてることも確かなのだけど。

じゃあまた10年後はどうなってるのか。
静岡を中心に引き続き演劇はやっていたいところ。
そのためには、やっぱり東京ではできない何かオリジナルな活動が必要なんだな。
ここいらで、1つ将来の投資をしてもいいと思ってる。
あとは何をどうやるかって問題で、逆にこんなことやってみたいって人がいたら是非声かけてほしいな。
自分としては、あの人とちょっと話してみて何か企画ができないかなんて仮作してる。
演劇は別に演じるだけが、見るだけが全てじゃない。
もっと様々な形で有効利用できるものなので、演劇の新しい可能性をもっと探りたいと思う。


余談、ジュビロが無事にJ1復帰して、とりあえず先週はハッピーでいられました。笑
んー、サッカーやりたいんだよね。フットサルでもいい。巧い下手は別ね。
ジュビロはサッカーだけじゃなくて、今はラグビーも熱い。
あれね、五郎丸選手が在籍してるし清宮監督ってのも話題性持ってるよね。
組織的なスポーツを見ると、これまた演劇的な妄想に耽ってしまうのは、最早職業病。

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2015年11月18日 (水)

『王国、空を飛ぶ!〜アリストパネスの「鳥」〜』終幕。

千穐楽から3日経ちましたが、SPAC『王国、空を飛ぶ!〜アリストパネスの「鳥」〜』、全日程を終了しました。
お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。

今回はまさに体力勝負の公演でした。
大学生役 → クジャク → ポセイドン という3役で、まぁその役の幅が広いこと。笑
クジャクは写真をご覧頂くとわかる通り、美術さんや衣裳さんが羽がちゃんと綺麗に開く様に考えて作ってくださり、それを託された僕は、羽が舞台上で輝く様に存分にクジャクをやらさせて頂きました!
あっ、この羽は普段は下におりてる状態で、肩にある紐を引っ張ると開く仕組みになってます、素晴らしい。
花鳥園行ったら、クジャクばっかり追いかけちゃいそうな気分です。笑

ポセイドンは強いイメージが世界共通のはずなのに、今回僕のポセイドンは、細く白い体を生かしたひ弱なキャラになり、これは間違いなく世界に新しいポセイドン像を表したのではないでしょうか!笑

素晴らしい音楽、ミュージシャン、共演者、関係者、そして「時々自動」の朝比奈さん、さらに素敵なお客樣方、皆様に感謝します。

と、楽しかったことも大切なことですが、作品の内容は改めて考えさせられるなと痛感しております。
テロがあったから余計にかな。
見てくださった方には、是非また感想を伺いたいところ、教えてくださいね。

さて、僕は既に『黒蜥蜴』の稽古に移っております。
千穐楽を迎えた次の日には、もうスズキメソッドやってました。笑
公演は来年1月2月です、原作:江戸川乱歩・脚本:三島由紀夫の、明智小五郎VS黒蜥蜴の対決を劇場で目撃してください!!
心よりお待ちしております。

皆様、本当にありがとうございました!
さぁ、「努力をしよう!(笑)」

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2015年11月15日 (日)

本日千穐楽!!

SPAC『王国、空を飛ぶ!〜アリストパネスの「鳥」〜』、約3週間・19ステージの公演も本日が最後。
8月にスタートした稽古から本日に至るまで、只管にやってきました。

昨日の公演では、中高生鑑賞事業で見に来た中学生の男の子がこの公演を気に入ってくれたみたいで、今度は家族で見に来てくれるというなんとも感動的なことがありました。
ちなみにその兄弟、5人兄弟という大家族、多謝。
一般公演でこどもが多いのも珍しいと思います。
それだけ、老若男女楽しめるものになっております。
間違いなく、演劇初めての方でも楽しめます。
うん、多くの方に見て頂きたい。

ふと考えてみたら次の出演はもう来年なので、自分にとっては本年のラストステージになります。
しっかり締めくくってきたいと思います。

本日は14時開演。
当日券は、13時より劇場窓口にて販売いたします。
皆様のお越しを、静岡芸術劇場でお待ちしております!!

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2015年11月10日 (火)

いよいよ最終週へ。

SPAC『王国、空を飛ぶ!〜アリストパネスの「鳥」〜』、いよいよ今週末までとなってきました!
ご観劇頂いたお客様の反応は上乗、改めてこどもから大人まで楽しめる、また演劇初心者の方でも楽しめる作品となってます。
先日足を運んでくれた友人、初めての演劇体験だった彼は終演後に興奮した様子で「面白かった!」と言ってくれました。
そして日を改めて感想を聞いてみると、これがまた内容を思い返していろいろ感じたみたいで。
その時は目の前で起きること、聞こえることに反応して思わず笑ってしまったけど、実は言ってる内容は案外笑えないことばかりで、その心のモヤモヤが残った、今も残ってるということでした。

喜劇ってまさにそこがミソで、例えば政治批判をどストレートで表現したらまぁバッシングは受けるというもので、それを1つオブラートに包み「笑い」に還元して表現することで、第三者に受け入れられるというものではないかと思います。
真面目なのか冗談なのか、その微妙なニュアンスが喜劇の面白いところなんですよね。

とはいえこれは大人の見方で、こどもたちは「そんなのは知らん!」と言うかの様な、爆笑やら動揺やら様々な反応で見てくれてます。
終演後の見送りでも、観劇でエンジョイした感じのその表情に、演じても感謝するばかり。
おとなとこどもの反応が全然違うのも、これもまた舞台の魅力の1つですな。

ってなわけで、平日は中高生鑑賞事業公演、土日は一般公演と、その反応の違いを楽しむのもオススメです。
15(日)は大千秋楽!14(土)もまだお席に余裕があります。
“立つ鳥跡を濁さず”といくのか、とっ散らかして終わるのか!?笑
その瞬間、鳥瞰せよ!!

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2015年11月 2日 (月)

今年も11月になりました。

なんだか毎年濃い1年を過ごしていてありがたいことですが、気が付けば今年もあと2ヶ月となってしまいましたね。
やりたいことできてるかといえばできてたりできてなかったり。
忙しいのを理由に怠けてる自分がいるのもわかっていて、常に何か義務感に襲われています。

現在出演中の、SPAC『王国、空を飛ぶ!〜アリストパネスの「鳥」〜』、26日に中高生鑑賞事業公演で初日を迎え、怒濤の3日連続の1日2ステージを終え、一般公演初日も終え、トータル19ステージの内の8ステージを終えました。
中高生も大人の方にもそれなりに反応があり、また反応の場所が全然違ってたり共通してたりで、演じていても実に楽しくやってます。
しかし、ウケるからといって欲を出した瞬間にウケなくなるというのがよくある話で、出演者は稽古で作り上げたことを繰り返すのみです。
とはいえ、同じことをやっても同じにならないのが舞台の面白さの一つで、その些細なことを拾っては新しい発見をしてまた次に生かす、となれば舞台はどんどん進化していくということです。

自分が心がけているのは、ルールを守りつつ如何にルールから脱却するか。
この際どいラインと常に勝負をしていて、その延長線上にはまだまだ気付いていない発見が多々あるのだと信じているのです。
初日を迎えて19ステージもこなそうとすれば、自然と作品の新鮮さは失われていきます。
でも見に来てくれるお客様は毎度新鮮なわけで、新鮮さを失うのは結局は当事者の勝手。
ロングランの難しさはこういうところにあるのだと思います。

怒濤の前半戦をまもなく終え、この後の後半戦には怒濤の10日連続公演が控えております。
間休みなく一気に千秋楽に向かいます。
平日でも土日でも、どちらでも観劇可能です。
個人的には、平日の中高生に混じって観劇するとこどもたちの反応が楽しめたりするのでオススメです。
『王国、空を飛ぶ!〜アリストパネスの「鳥」〜』、11/15(日)まで、静岡芸術劇場でお待ちしております。

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