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2014年2月 4日 (火)

公演に寄せて、菅孝行(評論家)氏から推薦のお言葉。

評論家の菅孝行氏から、推薦のお言葉を頂戴しました。SPACウェブサイトにも掲載してあります。
『此処か彼方処か、はたまた何処か?』、初演を観劇されたという評論家の菅孝行氏から、推薦のお言葉を頂戴しました。
SPACウェブサイトにも掲載してあります。

お席、まだ余裕ございます。
ご連絡お待ちしてます!


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初演はもう40年何年も前のことなのでディテールの記憶はない。ただこんな芝居を書いたり演出したりするのは、とてつもないアホか大天才だと思った。恐らくその両方なのだろう。舞台上には、大半役者というにはあまりにもナチュラルな身体が並んで身を持て余していた。場所は、東京信濃町の千日谷会堂という仏教系施設の駐車場である。いわゆるアングラ(60年代演劇)系の舞台は、日本近代演劇(新劇)の規範を壊すことを共通の旗幟にしていたから、新劇にこだわる人には兎に角判りにくかったようだ。しかし、私は一応「アングラ」のはしくれだから、大概の舞台をそれなりに「理解」することはできた筈なのだが、コイツは客に、ザマアミロ、判るな、と挑発しているようであった。一瞬、これはそもそも芝居なのか?と思った。ただ、68年革命の効用とでもいうのだろうか、見ているうちに判ったのかどうかはともかく、次第にこの舞台と、感性の党派性とでもいうようなものを共有していったように記憶する。ラストで、舞台奥の外部を遮蔽していた幕が消えて、突如街の夜景が眼前に開けたときには、底抜けの解放感があった。時は移って、初演の頃たぶんまだ生まれていなかった演出家や俳優・スタッフによって、このテクストがどう解釈され、舞台化されるのか、ほとんど初演時には生れていなかった観客たちの感性と、それがどう交錯するのか好奇心をそそられずにはいない。

菅孝行(評論家)

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