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2012年6月 8日 (金)

ふと去年の今頃を読み返す。

今日稽古場で共演者の中野さんに、突然「去年の今頃は何されてたんですか?」と言われた。
その場で答えられなくて気になってブログ見返してみた。

去年の今頃のブログを見ると、「被災地にボランティア」、「『わが星』のワークショップ」、「SPAC観劇」、「7月の人形浄瑠璃の稽古」、「誕生日」、こんな感じ。

2011年6月
http://hisashi-y.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/index.html

そっか、もうこれから1年経つのかとふと思う。

被災地ボランティアとか、衝動的だったな。
震災が起きてテレビで津波の映像見て映画の世界だと思ったのですよ。
だからこの目で確かめたかった、確かめなくちゃって思った。
映画の世界で終わらせたくなくて、結局のところ映像で見たところで他人事に思えちゃうんだよね。
それを極端に嫌がった自分がいて納得できなくて、それでボランティアのツアーに応募して行ったんだよね。
現場に行った時に感じたのは、波の音がよく聞こえるなって、空が広いなーって・・・無神経な事言ってるね、僕。
地には様々な物が散乱してました。
でも遥か向こうの空まで見えてなんだか不思議なんだけどこういうものなんだって、晴れた天気が恐ろしく気持ち良くて。
ここにあった営みは一瞬に消えて、一瞬で多くの方が亡くなって、そしてそこに立つ自分。
その時感じた事が多々あり過ぎて、覚えてるのはやっぱり風景。
どこかで見たことある風景だなと思ったら、教科書で見た戦後の日本でした。
でも思ったんだよね、戦後の日本なら復興できるじゃんって、時間はかかるけど復興だったら僕も手伝えるじゃんって。

そっか、一年かー。
あれからボランティア行けてないな。
現地に行ったからこそ感じて、僕は今やってること続けなきゃって思って今も続行中です。
好きな事できるって幸せなんだよ、ホント。
生きてるだけでバンザイなんだよ。


そしてその直後に『わが星』のWS受けて、ままごと・柴さんや、口ロロ・三浦さん、WS参加者に出会って、やっぱり演劇続けよって確認したんです。
人との出会い、繋がり、それは偶然の賜物でなくては生きていけないもの。
続けてSPACの世界演劇祭行って『天守物語』観て、来年はこの舞台に立つって決めて、今実現させました!
うん、自分素晴らしい!!笑

人形公演は山梨でやったやつですね。
鼓・琴の拍子に合わせて、文楽人形の人形を足をなしにして2人遣いで行い、と同時にセリフは動かしながら話すスタイル。
観世流能楽・佐久間二郎氏も登場して、なんでもありな面白い事してました。笑
僕は糸操り人形をやってきたけど、決して糸操り人形遣いになろうとは思っておらず、それをどう変換して自分なりのスタイルを作り出すかを考えている人間なので、この文楽人形のスタイルも面白いと思ったし、SPAC演出の宮城さんの「ムーバ」「スピーカー」のスタイルなんかは、まさに文楽を元にしてるよね、面白い。

そして、26歳の誕生日を迎えてまた一つ年を重ねて、なんだか生きてる事を実感しました。

僕の1年前はこんな感じでした。
相当感化されてる自分がいて、また考え方も間違いなく変化していて、そして一年過ごして今の僕がいる。
自分を好きでいられるかって大事な事だよね。
でも自分の事ってわからなくて、自分がどういう人間かは結局のところ他人が決めるもんだと思う。
そこで生じるギャップもまた楽しいじゃない。

自分は幸せ者なんだな。
この幸せは壊したくないし壊されたくない。
でも津波や震災の様にどうしようもない時もあって、そうなったらまた新たな生き方を見つけるしかない。
そんな無条件に何かをするしかなくなった時、人間の底力ってすごいんだよね、きっと。

寝よう。
寝れば明日がまた起きる。
今日も一日ありがとうございました。

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