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2012年6月23日 (土)

『マハーバーラタ』大千穐楽によせて。

20日前に初日を迎え、そして今日大千穐楽を迎えます。
多くの方に支えられ、多くの方に足を運んで頂き、本当に感謝してもしきれないです。

この世界演劇祭を通して改めて演劇の可能性を考えていて、政治みたいに回りくどい事なく国境を越えて自由に付き合えるのは“芸術”であって、異国文化とのコミュニケーションは視野を広げ可能性を広げてくれる。
島国・日本の鎖国意識は、潜在的に実は根強く残っていると思うのだけれど、まずは機会を得る事が大切で、またこの機会たくさん得られるかということも大切なのだと思う。

今のところ東京が演劇の中心にあることは変わりない。
だけどこのような規模で演劇祭を行えるのは、実は東京ではなく地方である気がする。
そこには公共の支援が絶対条件になるのだけど、そういった意味で静岡は間違いなく日本のトップにいる事は間違いない。

別にSPACは役者を育てようとしてるわけではない。
学生への演劇鑑賞会や、夏休みなど長期休みを通じて演劇に触れてもらうことで“人間”を育てようとしてるのだ。
勉強をすれば頭は良くなる、賢くなる。
では優しくなれるのか?人とコミュニケーションはうまくなれるのか?
答えは否である。
それこそ芸術が人間を育てるというもの。
一人では決して成立しない芸術。
例えば絵画にしたって、そこに“見る側”が存在しなければ結局は自己満で終わってしまうというもの。
もちろんそれが悪いというわけではないのだけど、世界は広がらない。

今日本が抱えている問題は多大なもので、これからそれらを抱えるのは今を動かす政治家ではなく僕達一市民なのである。
10年後に核症状がでたとしても政府がそれを保証してくれるか怪しいところである。
だからこそ僕達ができる事を考えた時に、デモをするも良し、海外に脱出するも良し。

では僕は。
それでも演劇をする。
観客の皆様のその不安が、一時的にでも取り除けるのであれば僕はそれでも構わない。
いいも悪いも引き受ける、そしてそれを芸術というアートにして表現する、それが僕の仕事だと思う。
今回『マハーバーラタ』は祝祭劇である。
祝祭とは、「皆で物事を祝う祭り事=ケガレ払い」なのである。
この国の“ケガレ”を、少しでも取っ払いましょう!

本日19:30開演!!
開演前・終演後には、「カチカチ山」という芸術公園内の建物で飲食店やってます。
終演後は出演者はじめ関係者と交流もできます。
もちろん僕も行きますので、皆様とお話しできたらと思っております。
もう今日は飲んで食って観劇して飲んで食って、一日贅沢しちゃいましょう!!

静岡県芸術公園・野外劇場「有度」にて、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

横山 央


20120603_194941


↑あっ、これは『ペール・ギュント』でペール・ギュントを演じた、武石さんです!
「俺は皇帝になる!!」笑

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