« 落ち着く場所。 | トップページ | 次の公演へ。 »

2011年5月11日 (水)

震災から2ヶ月。

14時46分、黙祷。
震災を受けた方にお見舞い申し上げると共に、お亡くなりになられた方々にご冥福をお祈り致します。


早い?いやまだ?
あなたはこの2ヶ月をどう感じますか?

東京は少しずつ元の生活を取り戻しつつある感じでしょうか。
街の暗さにもすっかり慣れ、というか今まで如何に余分な電力を消費していたかがわかった気がします。

今日は一日休みを取りたまった資料の整理などをしてますが、3月に公演した『トゥリーモニシャ』のメールをまとめようと思ったら、震災当日、或いはその前後のやり取りの内容のものが出て来て、記憶が一気に3月11日に戻りました。

震災当日、東京にいた僕はとある舞台のオーディションを受けていて、その真っ最中に震災に見舞われました。
建物が多少古かったせいか大きく揺れ、立っていられず壁に掴まり収まるのを待ちます。

・・・長い、とてつもなく長い揺れ。

オーディションに集まった人たちも、地震に対して最初は軽い気持ちでいた人が多かったように見え、しかしそれはやがて恐怖の表情へと変化。
3分?5分?揺れが収まって外に避難して一時様子を見ました。

そしてその30分後ぐらいに、二度目の大きな揺れ。
一発目に「ガンッ」と縦に揺れたのをきっかけに、横に激しい揺れ。
外にいても尚その揺れに、ただただ言葉を失いました。

その後一時的に公園に避難。
様子を見てオーディション会場に戻り、さあどうしようかという具合になるものの、電車が完全ストップ、道も渋滞、携帯の電話も繋がらず、今帰ろうとしたところで埒もあかず、安全性も考慮した上で、電車が動くまでそのままオーディションを行いました。

終った後も結局会場で時間を潰すことになり、相変わらず電話も繋がらず、22時近くになりようやく地下鉄が動きだして、なんとか家に辿り着くことができました。

そして、東北沿岸部の様子を知ったのです。

普通に生活するということは、どれだけ幸せなのでしょうか。
“普通”というのは、絶妙なバランスの上で成り立っているものなんですね。

尚もこういう事態のときに対して、演劇を通じて何ができるかを考えます。
被災地に行って何かを行うのか?
既に現地で、こどもたちを相手に公演をしてきた人が言います。

「公演は外の広場や避難所の空いてる部屋で、こども向けにやった。
そして公演は、観たい人が観てくれればというスタンスでやった。
場所によって人の入りはまちまちで、避難所によっては精神的な余裕がなかったりする。
そして避難所に行くものの、直に避難所の中にはとてもじゃないけど入れない。
大人達は受け入れてくれない方がほとんどだ。」

僕は東京で被災しました。
しかし被災者から見て、東京は被災してるに入らないそうです。
そりゃそうか、そして僕は被災者ではないのか。

結局今の僕にできることは、募金とボランティア活動なんだと思います。
そして、普通に生活して物を消費し、世の中を回していくことが大切なんでしょう。

自粛ではなく消費。
できることからコツコツと。

|
|

« 落ち着く場所。 | トップページ | 次の公演へ。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/409678/39948156

この記事へのトラックバック一覧です: 震災から2ヶ月。:

« 落ち着く場所。 | トップページ | 次の公演へ。 »